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タイトル | マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ |
| 著者 | 今野緒雪 | |
| イラスト | ひびき玲音 | |
| 出版 | コバルト | |
| 発売日 | 2005年7月 |
| 執筆者:jade | 評価:B |
| 令のお見合いを阻止すべく菜々とともに令の後を追う由乃。気になる令のお見合い相手は何と… 紅薔薇・黄薔薇と対照的に穏やかな日々を過ごす白薔薇姉妹なのだが、祐巳と由乃のことを気にかけて浮かない顔の志摩子。そんな志摩子の前に謎の男が現れて… 一方、紅薔薇姉妹は兼ねてからの約束だった遊園地に行くことに。二人きりのデートのはずがそこにはなぜか柏木と祐麒がいて───黄薔薇、白薔薇、紅薔薇、それぞれの冬物語を描いたマリみて待望の21巻。 今回は3本立て。紅薔薇・白薔薇・黄薔薇姉妹のとある一日が描かれます。 黄薔薇のエピソードでは前巻で登場したばかりの由乃の妹候補・有馬菜々が大活躍。頭が切れる上に行動力もある彼女の言動であの由乃がたじたじになる姿は非常に見物です。菜々>由乃>令と年齢とはまったく正反対の力関係になりそうで個性的な黄薔薇らしい人選と言えますね。ストーリー的にはそこそこの話に仕上がっているので黄薔薇ファンなら満足出来る出来ではないでしょうか? 一方、白薔薇は平穏な毎日を過ごす志摩子の悩みを軸に物語が進み、これまでありそうでなかった聖と乃梨子の絡みも見れるのですが、特に盛り上がることもなく終了。最初から最後までまったく起伏がないので物足りなさだけが残りました。 それから紅薔薇姉妹ですが、トリを務めるのに相応しく3つの話の中では一番良かったですね。特に柏木の祥子へ抱いている本当の気持ちが明らかになる件はツボに入りました♪ 柏木かっこいいよ柏木(;´Д`)ハァハァ そんな柏木の気持ちにまったく気付かず、祐巳への依存ぶりがますます強くなっていく祥子さま。例の如く、終盤には二人の美しい姉妹愛が見られるのですが、あまりにも祥子さまが祐巳を溺愛しすぎていて正直引いちゃいました(苦笑 う〜ん、「レイニーブルー」以前の毅然とした祥子さまは一体どこへ行ってしまったんだろう… そんな感じで3本とも良くも悪くもマリみてらしいあっさりしたお話に仕上がっています。他の作品を基準に考えるとちょっと物足りませんが既存のファンなら納得できる出来と言えるかな。さすがに21巻から読み始める人は皆無だから、これくらいのクオリティを保てれば十分でしょう。 |
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